雪ノ下雪乃「エイプリルフール」







1 : 以下、名… – 2014/05/29(木) 22:23:55 4LqS5Xeo 1/74

雪ノ下(そう、明日はエイプリルフール)

雪ノ下(あれからもう一年……早いものだわ)

雪ノ下(去年までは嘘をつくイベントなんてくだらないと、存在は知っていても参加したことのないイベントだったし)

雪ノ下(それにだいたい春休み中に人と会うことも無かった)

雪ノ下(けれど今年は、積極的にいくわ……あの二人には……!)

雪ノ下(だってあの二人と来たら、去年のエイプリルフールなんてどうでも良かった私に、あんな嘘をついたのだもの)

雪ノ下(今年は私がし返す番よ)

雪ノ下(そう、まずは由比ヶ浜さん。わざわざ私の部屋に遊びに来てまで、>>3なんて嘘を……)

 
4 : 以下、名… – 2014/05/29(木) 22:34:23 6p3gRzaQ 2/74

サブレが猫になった

 
5 : 以下、名… – 2014/05/29(木) 22:48:55 4LqS5Xeo 3/74

雪ノ下(そう、彼女が飼っている犬が猫になったなんて嘘を……)

由比ヶ浜「ゆきのん大変大変!」

雪ノ下「由比ヶ浜さん、少し落ち着いて。電話でもそう繰り返していたけれど、何が大変だと言うの?」

由比ヶ浜「うちのサブレが猫になっちゃった!」

雪ノ下「……は?」

由比ヶ浜「ね、大変でしょ!?」

雪ノ下「あの、由比ヶ浜さん。何がどうひっくり返ろうとも、犬が猫になることはないと思うのだけれど……」

雪ノ下「その時の私はまだ、今日という日がエイプリルフールだと気づいていなかった……」

 
6 : 以下、名… – 2014/05/30(金) 00:07:46 7gKuw9RY 4/74

由比ヶ浜「そ、それはそうなんだけど……」

雪ノ下「でしょう?なぜあなたがそんなくだらない嘘をついたのかわからないけれど」

由比ヶ浜「ちょっと待って!証拠、証拠ならあるし!」

雪ノ下「え、それは……犬が猫になった?」

由比ヶ浜「うん、そう!ほら見て!」

雪ノ下(携帯の……動画……?)

由比ヶ浜「いくよっ!」

雪ノ下(……確かに猫の後ろ姿のようだけれ……)

雪ノ下「……これはなにかしら?」

由比ヶ浜「えへへ、かわいいでしょ?犬用のねこぐるみがあったから買ってサブレに着せたんだ~」

雪ノ下(通りで手足が短いと思ったわ……)

由比ヶ浜「ね、ゆきのん騙された?騙された?でもね、今日はエイプリルフールだよ!」

 
7 : 以下、名… – 2014/05/30(金) 00:26:08 7gKuw9RY 5/74

雪ノ下「……だからなに?だからいって人を騙していいものかしら?」

雪ノ下「ひょっとして本当に猫の映像が?と期待した私の気持ちはどうなるの!?」

雪ノ下「とまでは、さすがに言えなかった……」

雪ノ下「でもその時私は決意したわ。来年は私が騙そうと……!」

雪ノ下「そして比企谷くん」

雪ノ下「彼とは偶然、本当にたまたま本屋でばったり遭遇しただけだというのに……」

雪ノ下「まさか>>8のような巧妙な嘘をとっさについてくるなんて……!」

 
8 : 以下、名… – 2014/05/30(金) 00:41:42 80i0kvws 6/74

エロ本を買ったところを見られた

 
12 : 以下、名… – 2014/05/30(金) 05:47:21 XyDEr.F2 7/74

雪ノ下「そう……まさかあんな卑猥な嘘をとっさについてくるなんて……」

八幡「げ……」

雪ノ下「……ちょっと比企谷くん」

雪ノ下「げ……というのはむしろ、私がうめきたいくらいなのだけれど」

八幡「そうか、じゃあうめいて去れよ。俺もお前とは今会いたくなかったし、無かったことにしよう」

雪ノ下「……なにをそんなに焦っているの?」

八幡「い、いや?別に焦ってませんけど?」

雪ノ下「……何を後ろに隠したの?この書店の袋のようだったけれど」

八幡「お前俺のこと観察しすぎでしょ……好きなの?」

雪ノ下「いいえまったく……あなた、自首しなさい」

八幡「なぜそうなる」

雪ノ下「だって挙動不審すぎるでしょう?あなたはなにをしたの?怪しくないと言うのなら、それを証明して欲しいのだけれど」

 
13 : 以下、名… – 2014/05/30(金) 05:48:25 XyDEr.F2 8/74

八幡「や、実はな……え、エロ本、買ったところだったんだよ」

雪ノ下「……え?」

八幡「だから誰にもあいたくなかったんだ」

雪ノ下「え、エロ……?ひっ」

雪ノ下「そ、そうだったのね、えっと、ごめんなさいと言った方がいいかしら。あなたがまさかそんな下卑たものを買ったところだなんて思わずに声をかけてしまって。これからは二度とあなたには声をかけないようにするわ。むしろ視界にも入れたくないというか……だからあなたも」

八幡「おい。待て、おい。嘘に決まってんだろ。エイプリルフールだっつうの」

雪ノ下「……え」

八幡「ほら、ただの参考書だろ」

雪ノ下「……なんであなたが今のような嘘をついたのか理解に苦しむわね……普通に参考書と言えばいいでしょう」

八幡「まあ、折角だからなんか嘘ついた方がいいかな、と思ったんだが、俺も普段小町くらいにしかエイプリルフールなんてつかんから、つい身内モードの嘘をな」

雪ノ下「……あなた、小町さんに毎年エロ本を買ったなんて嘘をついているの?そちらの方が実際に買ったというよりも問題だと思うけれど」

 
14 : 以下、名… – 2014/05/30(金) 05:51:42 XyDEr.F2 9/74

雪ノ下「あれ以来、偶然彼を見かけても声をかけずらくなってしまったわ」

雪ノ下「あんなくだらない嘘のせいで……」

雪ノ下「だから絶対に今年は私の嘘で彼に一泡を……」

雪ノ下「さて、では一年考えた由比ヶ浜さんにつく嘘は……↓」

 
15 : 以下、名… – 2014/05/30(金) 06:31:07 /171bUzA 10/74

比企谷雪乃になった





 
16 : 以下、名… – 2014/05/30(金) 09:23:43 XyDEr.F2 11/74

由比ヶ浜「ゆきのん、それで……大事な話ってなんなの?」

雪ノ下「ええ、実は……」

由比ヶ浜(なんだろ……今日はエイプリルフールだし、嘘とか?んー、でもゆきのんが嘘つくとは思えないし、それに、なんだか真剣そう……)

雪ノ下「私……比企谷雪乃になるの」

由比ヶ浜「へ」

雪ノ下「まだ他の人には内緒にしているのだけれど、あなたにはきちんと言っておいたほうがいいと思って」

由比ヶ浜「ちょ、ちょっと待って!え……それって……」

雪ノ下「ええ、彼と結婚することになったの。いえ、正確にはもうしているのだけれど」

雪ノ下「籍はもう入れているのだし」

由比ヶ浜「あ、あはは、ゆきのん嘘上手だね!エイプリルフールだもんね!」

雪ノ下「嘘だと……思う?」

由比ヶ浜「……」

雪ノ下「……」

由比ヶ浜「……いつから?いつからそんな関係になってたの?」

雪ノ下「>>17の頃から」

 
17 : 以下、名… – 2014/05/30(金) 09:26:14 9Ci2LNBk 12/74

クリスマス

 
18 : 以下、名… – 2014/05/30(金) 09:41:19 XyDEr.F2 13/74

雪ノ下「二年の、あのクリスマスの頃からよ……」

由比ヶ浜「そうだったんだ……」

雪ノ下「ずっと黙っていてごめんなさい。でも信じて欲しい、あなたには祝福して欲しかったの

由比ヶ浜「……そっか。ヒッキーは?」

雪ノ下「ひ、八幡には、あなたには私から話すからと、言っておいたから」

由比ヶ浜「わかった……」

雪ノ下(……そろそろ嘘だと打ち明けるべきかしら?)

雪ノ下「由比ヶ浜さ」

由比ヶ浜「おめでとゆきのん!」

雪ノ下「え、ええ、ありがとう。でも実は」

由比ヶ浜「ヒッキーにもそう言っといて!あ、結婚式には呼んでよね!あたし友人代表スピーチするし!」

雪ノ下「いえ、由比ヶ浜さん」

由比ヶ浜「でも、ごめん……今日は一人にさせて……」ダッ

雪ノ下「由比ヶ浜さん!?……行ってしまった……そうだ、携帯に……」

『お掛けになった電話は現在……」

 
19 : 以下、名… – 2014/05/30(金) 09:50:39 XyDEr.F2 14/74

雪ノ下「……まあ、由比ヶ浜さんにあとで嘘だと伝えるとして……」

雪ノ下「次は比企谷くんね」

雪ノ下「彼は>>20」

1、自宅に呼び出していたんだったわ
2、外で待ち合わせね
3、彼の家に行くことを小町さんと約束していたわ

2は場所も

 
20 : 以下、名… – 2014/05/30(金) 11:02:43 TJEALKn2 15/74

2、屋上そこで偶然由比ヶ浜が泣いてる

 
21 : 以下、名… – 2014/05/30(金) 12:02:54 dVYSi2K6 16/74

雪ノ下「つい先日卒業したばかりのこの学校の、屋上で待ち合わせね」

ガチャッ

雪ノ下「まだ来ていないようね……」キョロキョロ

雪ノ下「……」

雪ノ下(……なんだか、こういていると彼に告白でもするために待っているような)

雪ノ下(いえ、今日呼び出したのは彼に嘘をつくためよ。そもそも私が彼に告白なんて……)

ガタッ

>>22

1、八幡がきた
2、潜んでいる由比ヶ浜さんの物音

 
22 : 以下、名… – 2014/05/30(金) 12:15:34 xlqLyd8E 17/74

1

 
23 : 以下、名… – 2014/05/30(金) 12:47:44 dVYSi2K6 18/74

由比ヶ浜(はあ……つい逃げてきちゃった……)

由比ヶ浜(うう、でも今日くらいいいよね……泣いてるところなんて、見せられないし……)

ガチャッ

由比ヶ浜(うそ、誰かきた……!隠れなきゃっ)

雪ノ下「やっと来たのね」

八幡「おう。つうか、これでも早いほうだぞ。どんだけ前から待ってんだよ」

雪ノ下「べ、別に私がいつ来てもいいでしょう。それに呼び出したほうが早めに来ておくのは常識よ」

八幡「はいはい。で、何のようだ」

雪ノ下「ええ、実は……」

雪ノ下(私の嘘、くらいなさい)

雪ノ下「>>24」

 
24 : 以下、名… – 2014/05/30(金) 12:55:39 p43A5s7U 19/74

妊娠した

 
25 : 以下、名… – 2014/05/30(金) 13:17:20 dVYSi2K6 20/74

雪ノ下「……妊娠したの」

八幡「……誰が」

雪ノ下「もちろん私よ」

八幡「え……なにそれh

由比ヶ浜「えええええええ!!?」

雪ノ下「ゆ、由比ヶ浜さん?なぜここに」

八幡「由比ヶ浜までいるとか……なんだよこれ……」

由比ヶ浜「ゆきのん……妊娠までしてたなんて……どうしてさっき教えてくれなかったの!?」

雪ノ下「いえその……ち、父親である彼に最初に伝えてからにしようと……」

八幡「は?父親?」

 
26 : 以下、名… – 2014/05/30(金) 13:26:25 dVYSi2K6 21/74

雪ノ下(なんだかややしいことになってきたけれど……一度嘘をついたからには、つき通してから真実を……!)

雪ノ下「ええ、このお腹の子の父親はあなたよ。ひ、八幡」

八幡「まったく身に覚えがねえよ……」

由比ヶ浜「……ゆきのんと結婚までしておいて、まったく覚えてないってのはちょっとひどくない……!?」

八幡「……そうか、これはあれだろ。エイプリルフールの」

雪ノ下(ほ……よかった、この辺でそろそろネタばらしを……)

ぱちーん!

由比ヶ浜「ヒッキーさいてー!ゆきのんがどんな気持ちでここまで来たと思ってるの!?」

八幡「や、でもマジで」

由比ヶ浜「ゆきのんはこんな嘘つかないよ!ヒッキーだって知ってるでしょ!?」





Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.