女「一晩、泊めてください」男「あ、こいつ100%昼間助けた鶴だ」






1 :オリジナル SS  2015/06/06(土)23:50:06 ID:8K2

「え、見ず知らずの人はちょっと……」

「え!?」

「今の時代、そんな風に恩返しに来てもだめですよ?」

「おおおお、恩返しってなななんのことですか!?!?私家がないだけです!!!!」

「なおさら怪しいですよ。着物着てるのに家無しなんて」(やっぱ鶴だ)

「あ、怪しくないですぅ……うぅ……ぐすっ……」

「泣かれても困るなぁ……」

「ひ、一晩だけですからぁ……」

(充分からかったったしもういいかな)

「うぇぇ……泊めてよぉ……」

「はいはい、どーぞ」

 
5 :オリジナル SS  2015/06/06(土)23:57:42 ID:8K2
「ありがとうございます。私、千鶴と申します」

「鶴要素どんどん追加してくるなぁ」

「つ、鶴ってなんのことですか!?!?」

「いや、こっちの話なんでいいです」

「あの、ところで質問いいですか?」

「はい。」

「ここ以外に部屋が見当たらないのですが……」

「えぇ、ワンルームですので」

「わ、ワンルーム?」

「一人住まい用の部屋です」

「そ、そうですか……」(ど、どうしよう)ソワソワ

(隠れて機織(はたお)りする部屋なくてソワソワしてる)

 
11 :オリジナル SS  2015/06/07(日)00:04:50 ID:tHu
「男さん」

「なんでしょう」

「今晩お出掛けの予定とかは……」

「見ず知らずの人おいて出掛けるなんてできませんよ」

「そ、そうですよね」(うーん……どうしよう)

「何か、僕がいたら困ることでも?」

「はい……。あ、いえ!!なんでもないです!!」

(馬鹿な鶴だなぁ……助けてやるか)

「あ、お風呂ですね!すいません!気付かなくて!ワンルームだと丸見えですもんね」

「そ、そうなんですよ!!恥ずかしいので!!」(やったぁ!)

「じゃあ、僕は二時間くらい外で暇潰してますね」

「あ、ありがとうございます!」
 
15 :オリジナル SS  2015/06/07(日)00:11:58 ID:tHu
「よ、よし!二時間はちょっと短いけど頑張ります!」

「ふんふーん♪」ギッコン

「それにしても、男さんは優しい人だなぁ」バッタン

「もしかしたら『こんな綺麗な布が織れるなんて……結婚しよう!』みたいなことに……」ギッコン

「きゃー早い早い!早いですよ!鶴さん!」バッタン

ドン!

「な、なに!?」

「うるせーよ!!」

 
19 :オリジナル SS  2015/06/07(日)00:14:54 ID:mxx
鶴ちゃんかわいい
 
22 :オリジナル SS  2015/06/07(日)00:19:35 ID:tHu
「え?隣に人がいるの?」

「そういえば、戸がいっぱいあったような……」

「ど、どうしよう……そうだ!お願いしてこよう」

「すいませーん」トントン

隣人「なんだよ」

「え、あ、あの……うるさくしてごめんなさい」シュン

隣人「お、おう」(び、美人だ)

「あとちょっとだけ、2時間だけゆるしてもらえませんか?」ウルウル

隣人「しょ、しょうがねーな!勝手にしろ!」

「ありがとうございますっ!」ニコッ

隣人「お、おう」キユーン

 
25 :オリジナル SS  2015/06/07(日)00:26:21 ID:tHu

                     
「あんなに怒ってたのに許してもらっちゃった」ギッコン

「もしかしてあの人私に恋しちゃったなかな?『鶴さん!いいだろ?』」バッタン

「『だ、だめですよ!私には男さんが……』みたいなー!」ギッコン

「きゃー、破廉恥!破廉恥よ!鶴ぅ!」バッタン

「大丈夫ですよ男さん!鶴は男さん一筋ですから」ギッコン

「『鶴心配させないでくれよ』なーんちゃって!」バッタン

…………………
……………
………
 
26 :オリジナル SS  2015/06/07(日)00:29:12 ID:f64
みてるぞ
 
29 :オリジナル SS  2015/06/07(日)00:35:33 ID:tHu
~2時間後~

「できたー!」

「やればできるじゃないですか!」

「この、布は明日去るときにそっと置いておこーっと」

ドンドン

「千鶴さーんいいですかー?」

「あ、はーい!どーぞー」

「あれ?千鶴さん」

「なんですか?」ニコッ

「お風呂入りました?」

「あ……」

(機織りに夢中で忘れてたのか)

「えっと……その……」(どうしよう……機織りに夢中で忘れてたよぅ)

(しょうがねーな)「あ、もしかして僕の背中流すために待ってたんですか?」

「そ、そーです!お背中流します!」(この人ちょろいです)ニヤニヤ

(こいつちょろいとか思ってそう)

 
31 :オリジナル SS  2015/06/07(日)00:39:51 ID:hww
鶴かわいい
 
33 :オリジナル SS  2015/06/07(日)00:42:47 ID:tHu
~お風呂~

「すみません。じゃ、お願いします」

「はいっ!頑張ります!」

(ちょっといじめてやろっと)「あれ?千鶴さんは脱がないんですか?」

「な、なんでですか!?」

「千鶴さんも一緒にお風呂入るんですよね?」

「え、あ、でも、その結婚もしてない男女が……その……」

「ふっ……千鶴さんって子供みたいなこと言うんですね」

「むっ!し、失礼ですね!」

「じゃ、一緒に入ります?」

「も、もちろんじゃないですか!!」

(ちょろい)

 




38 :オリジナル SS  2015/06/07(日)00:50:50 ID:tHu
「じ、ジロジロ見ないでください」カッー

「千鶴さん、肌白いですね」

「まぁ、私、つる……!いや!その!ツルツルなんですよ!ツルツル!」

「あー、確かにツルツルそうですね」(馬鹿だな~)

「そうなんですよ!」(この人、ちょっとお馬鹿さんですね)

「触ってもいいんですか?」

「え、あ、だめですよ!!破廉恥な!」

「本当はカサカサなんですね」

「失礼です!!ツルツルですよ!」

「じゃあ、触らせてくださいよ」

「しょ、しょうがないですね!ちょっとだけですよ!」

(すげーちょろい)

 
39 :オリジナル SS  2015/06/07(日)01:00:01 ID:tHu
「へぇー本当にツルツルですねー」サワサワ

「せ、背中くすぐったいですっ」

「前も触らせてくださいよ」

「だ、だめです!」

「じゃあ、お尻で我慢します」サワサワ

「ひゃ!や、やめてくださいっ!」

「じゃ、脚」サワサワ

「や、やめてっ」(お、犯されちゃうー)

「じゃ、頭」ナデナデ

「え?」

「ごめんなさい。調子にのってしまって……千鶴さん可愛いから……」

「あ、あの……」キュンッ

 
43 :オリジナル SS  2015/06/07(日)01:05:39 ID:tHu
「ごめんね。さっさと背中流しちゃってください」

「は、はい」ドキドキ

ゴシゴシ

「あー気持ちいいです」

「よかったです……」ドキドキ

「ありがとうございます。じゃ、僕上がりますので、あとはごゆっくりどうぞ」

「あ、あのこちらこそありがとうございます」ドキドキ

(ふぅー、落ちたな……)

(男さん、本当に優しい……私、恋しちゃったかもしれません……)
 
45 :オリジナル SS  2015/06/07(日)01:12:53 ID:tHu                                                                  
「ふぅーさっぱりしましたー」

「あ、千鶴さん。濡れた髪も色っぽくて素敵ですね」

「そ、そんなこと……」ドキドキ

「じゃ、僕は床で寝ますので、ベッド使ってください」

「いや!そんな悪いです!私が床で!」

「だめですよ。千鶴さんみたいな綺麗な女性を床でなんて寝させられません」

「そ、そんな……///」

(という、紳士的なところを見せておくと)

「じゃ、その、一緒に寝ませんか?」ドキドキ

(ほらね)「い、いいんですか?」

「今晩は冷えますし、ちょうどいいですよ」ドキドキ

「何するかわかりませんよ?」

「大丈夫です。信じてますから……」
 
48 :オリジナル SS  2015/06/07(日)01:20:01 ID:tHu
「じゃ、お休みなさい」

「お、おやすみなさい……」ドキドキ

「千鶴さん……いいにおいしますね……」

「恥ずかしいです……やめてください……」(あ、これ私抱かれちゃうやつだ……)

「ぐーぐー」

「お、男さん?」

「ぐーぐー」

「え?寝ちゃった……」シュン

(まぁ、ここは一度見おくろう
)

「はぁ……おやすみなさい……」

 
55 :オリジナル SS  2015/06/07(日)01:29:52 ID:tHu
~翌朝~

トントントントン

「ん?」

「あ、おはようございます」

「朝ごはん?」

「すいません……勝手に……」

「いいよ、ありがとう」

「お口に合うかどうか……」

「目玉焼きとか作ってもいいの?」

「別にいいんです。鶴の卵じゃないし……いや!なんでもないです!」

(いいのか……てか鶴とか言うなよ)

「おいしーですか?」

「うん。とっても美味しいよ」

「よかったぁ」

「お嫁さんになって欲しいよ」

「え?」

 
63 :オリジナル SS  2015/06/07(日)01:40:28 ID:tHu

「そ、それはだめですよ……」

「どうして?」

「その……嬉しいんですが……だめなものはだめなんです……うぅ」ウルウル

「なんで泣いてるの?」

「私、男さん好きです……ぐすっ……優しくて……優しくて……」

「うん。じゃあ、いいじゃん」

「わ、私には秘密があって……」

「鶴だってこと?」

「はい……って……え?」

「鶴でしょ?昨日助けた?」

「いつから……」

「玄関開けたときから」

「ど、どうして……」

「いや、昔からよくある話だし……」

「そ、そうですか」

「じゃ、お嫁さんになってくれる?」

「は、はい……」
 
64 :オリジナル SS  2015/06/07(日)01:41:20 ID:K9u
えんだぁ(ry
 
65 :オリジナル SS  2015/06/07(日)01:42:18 ID:tHu
こうして、現代版鶴の恩返しはハッピーエンドをむかえたとさ……

めでたしめでたし……
 
66 :オリジナル SS  2015/06/07(日)01:43:17 ID:oHF
おつ
また期待してる

  



元スレ:女「一晩、泊めてください」男「あ、こいつ100%昼間助けた鶴だ」
http://hayabusa.open2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1433602206/

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