八幡「川崎の誕生日パーティー?」小町「そう」






1: やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。SS  2015/11/05(木) 09:33:25.21 ID:+Rgt8wqAO

~10月23日・比企谷家~

小町「10月26日が沙希さんの誕生日なんだって。だから前日の日曜日にパーティーを開こうかなって。お兄ちゃんも行こう?」

八幡「嫌だよ。クラスメートの誕生日パーティーに行くなんて心休まらないイベントはリア充共に任せておけ。せっかくの日曜日にそんなことしてられん」

小町「ええー、ポイント低い…………だらだらするだけで予定なんかないんでしょ」

八幡「あるよ。プリキュア見たり昼寝したり」

小町「ゴミいちゃんめ…………」

八幡「何を言われようと行かんものは行かん。だいたい川崎だって俺なんかに祝われたくないだろ」

小町「そんなことないと思うけど…………うーん、でも仕方ないか。じゃあ明日のプレゼント選びは大志君と二人で出掛けよっと」

八幡「ちょっと待て小町。今聞き捨てならないことを言ったな?」

小町「え、だってお兄ちゃん来ないしプレゼントも買わないんでしょ? 小町は行くしプレゼントも買うから明日買わないといけないから」

八幡「何で大志の野郎と一緒に行く必要がある?」

小町「プレゼント選びはは身内のアドバイスがあった方がいいでしょ? 大志君も女子側目線のアドバイス欲しいって言うし」

 

2: やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。SS  2015/11/05(木) 09:34:31.80 ID:+Rgt8wqAO

八幡「…………わかった。明日は俺も行く。もちろん明後日のパーティーもな」

小町「え、ホント? やった! 沙希さんも喜ぶよ!」

八幡「そうは思えねえけど…………だからいいか、絶対に大志と二人きりになるなよ。いつ小町が襲われるかわかったもんじゃない」

小町「襲われるって、大志君はそんなことしないってば」

八幡「わからんぞ。小町の可愛さに理性が吹き飛んで獣になるかもしれん。俺だって兄妹じゃなかったら即座に小町に告白してフられて1ヶ月は落ち込む」

小町「小町がフるのは確定なんだ…………でも可愛いって言ってくれるのはポイント高いよ! もう爆上げ!」

八幡「で、明日は何時に何処に行くんだ?」

小町「午後1時くらいにららぽの予定だよ。んじゃ大志君にはお兄ちゃんも来るって伝えとくね」

八幡「おう」

 

3: やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。SS  2015/11/05(木) 09:35:20.85 ID:+Rgt8wqAO

~10月24日・ららぽーと~

八幡「やっぱり人多いな。小町、はぐれないようにな」

小町「うん。えっと、大志君は…………いた、あそこだ。おーい」

大志「あ、比企谷さん、お兄さん、どうもっす」

八幡「俺をお兄さんと呼ぶな。小町と口を聞くな。もういっそ死ねや」

大志「いきなり何すか!?」

小町「もう、お兄ちゃん!」

八幡「けっ」

小町「まったく…………とりあえず中に入ろ。まずは雑貨屋のある階だね」トコトコ

大志「いや、でも、誘っといてなんですけど、お兄さんが来てくれるとは思ってませんでした。お兄さんてあんまこういうの好きそうには見えないですし」

八幡「あ? 小町を誘ったんだろ?」

大志「え? いえ、比企谷さんにはお兄さんを誘うように言いましたけど。俺はお兄さんに来て欲しかったんで」

八幡「何…………?」

小町「お兄ちゃーん、大志君、早く行くよー」

大志「あ、今行きます!」スタスタ

八幡「くっ、小町にはめられたか?」スタスタ

 

4: やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。SS  2015/11/05(木) 09:36:43.19 ID:+Rgt8wqAO

小町「とりあえず一通り見て回ろっか。候補とかある?」

八幡「あるわけないだろ」

大志「お恥ずかしながら俺も…………」

小町「去年はどうしたの?」

大志「いえ、実は去年まで姉ちゃんの誕生日パーティーなんてやってなかったんすよ」

小町「え? そうなの!?」

大志「はい。姉ちゃんあんまりそういうの好きじゃないって言っててプレゼントもいらないって…………」

八幡「だったらやる必要なくねえか? 本人が乗り気じゃねえのに、かえって迷惑だろ」

大志「それなんすけど…………実はこの前両親に聞いたんすよ。姉ちゃん、昔は誕生日パーティーを楽しみにしていたって」

小町「え」

大志「その、姉ちゃんは俺や弟妹達を優先させるためにそう言ってるんじゃないかって。うち、両親共働きだしあんまり裕福じゃないですし…………だって、誕生日を祝われて嬉しくないわけないじゃないですか……」

八幡「…………」

小町「大志君…………」

大志「だから、その、お願いです。俺、姉ちゃんを喜ばせてやりたいんです! 協力してください!」バッ

小町「ちょ、ちょっと大志君! 頭下げないでよ!」

八幡「………………大志、頭上げろ。男が簡単に頭を下げるもんじゃない」

 

5: やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。SS  2015/11/05(木) 09:37:59.51 ID:+Rgt8wqAO

大志「いえ、俺にとっては大事なことなんす!」

八幡「俺達にとっちゃ大したことじゃねえよ。ただ知り合いの誕生日を祝うだけだろ。楽勝だよな小町?」

小町「え、お兄ちゃん……うん! お兄ちゃんも小町もばっちり協力してあげる! 今までの分を取り返すくらい楽しいパーティーにしよ!」

大志「あ、ありがとうございます!」

八幡「礼は終わったあとにしろ。プレゼント、選びに行こうぜ」

大志「はい!」

小町「うん!」

 

13: やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。SS  2015/11/05(木) 17:17:58.55 ID:+Rgt8wqAO

八幡「ところであいつって何を貰ったら喜ぶと思う? 女目線と家族目線で考えて」

小町「えっと、ぬいぐるみとか」

八幡「まあなくはないな。外見にはそぐわないがああ見えて好きだったりするかもしれんし」

大志「そういえば新しいフライパンが欲しいとか言ってました」

八幡「お前はもう少し女心を勉強しろ。俺が言うのも何だけど」

小町「うわー、本当にお兄ちゃんが言うのも何だけど、だよね…………」

八幡「うっせ。でもさすがにフライパンはねえよ。渡すシーンがシュール過ぎんだろ」

大志「でもこういうシーンになるかもしんないっすよ」

 

~~~~~~~~~~

八幡『沙希、お誕生日おめでとう。プレゼント、受け取ってくれ』

沙希『ありがとう八幡、嬉しい…………え、これって』

八幡『その、今度これ使ってさ、俺にお前の手料理を作ってくれないか?』

沙希『え…………ううん。今度と言わず今夜にでも作ってあげるよ。何だったら明日からお昼のお弁当も作ってあげる』

八幡『本当か、嬉しいぜ。じゃあ…………将来は毎日味噌汁も作ってほしい』

沙希『うん!』

~~~~~~~~~~

 

大志「とか」

小町「それある!」

八幡「ねえよ。誰だよこいつら、キャラ崩壊し過ぎだろ。しかもプロポーズみたいになってるし。指輪代わりのフライパンてギャグかよ」

 

14: やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。SS  2015/11/05(木) 17:21:37.19 ID:+Rgt8wqAO

八幡「イケメンならそんなことしてもサマになるんだろうけどな…………いや、でも川崎は面食いではないのかな? 葉山ん時の対応から考えて」

大志「まあさっきのは半分…………四分の一くらいは冗談なんすけど」

八幡「おい、四分の三は何だよ?」

大志「姉ちゃんはあんま無駄な物を持ちたくないみたいなんすよ。おしゃれとかも服とか買うんじゃなくて自分で作ったりしますし」

八幡「そういや制服改造とかしてたな。裁縫とか出来るし外見に金は使わないのか」

大志「ですね。安い服や古着使ってアレンジしてます」

小町「うーん、だとすると服やアクセサリーは無しかなあ?」

八幡「いや、無しではないだろ。自分で買わないだけでプレゼントは単純に喜んでくれるんじゃねえか? あんま高いものでドン引きさせなきゃ」

小町「さすがお兄ちゃん。昔クラスメートの気を引こうとして高価なプレゼントしてドン引かれただけのことはあるね」

八幡「何でこの妹は突然俺の黒歴史をほじくり出すの?」

大志「でも女物の服を買うのは俺には難易度高いっす…………それは比企谷さんとお兄さんにお任せします」

八幡「何で俺には難易度高くないみたいになってんの? 無理だからね? 即座に警備員に連行されるから」

 



15: やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。SS  2015/11/05(木) 17:22:46.70 ID:+Rgt8wqAO

大志「え、でもお兄さんよく女の人と一緒にいるらしいし慣れてんじゃないすか?」

八幡「誰だよ一緒にいるやつって…………戸塚か?」

小町「男子じゃん…………そうじゃなくて雪乃さんや結衣さんでしょ」

大志「あの、ぶっちゃけて聞きたいんすけど、お兄さんて彼女とか好きな人とかいるんすか?」

八幡「え、いや、別に…………というか今は関係ないだろ」

大志「いえ、もしそういう対象がいるなら他の女子の誕生日パーティーに呼ぶなんて失礼だったかと思って…………」

八幡「んな心配はしなくていい。お前は自分の姉ちゃんを喜ばせることを最優先に考えろ」

大志「…………はい!」

小町「うわあ、なんかお兄ちゃんがカッコ良く見える」

八幡「普段は格好悪いって言ってるよねそれ」

大志「んなことないっす! お兄さんはいつでも格好良いっすよ。俺は尊敬してますから!」

八幡「っ…………お、男に誉められたって嬉しくねえよ。さっさと次の店に行くぞ」スタスタ

大志「あれ、怒らせちゃいましたかね?」ヒソヒソ

小町「ううん、誉められ慣れてないから照れてるだけだよ」ヒソヒソ

八幡「おーい、早くしろ」

小町・大志「「はーい」」

 

21: やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。SS  2015/11/05(木) 23:33:49.27 ID:+Rgt8wqAO

八幡「さて、とりあえず一通りめぼしい店は回ったかな。喉乾いたし少しベンチで休もうぜ」

大志「そうっすね」

小町「あ、ごめんお兄ちゃん。小町ちょっとだけ本屋に寄ってきていい?」

八幡「おう。あそこの自販機のとこにいるから」

小町「わかった。大志君もごめんね」

大志「いえ、構わないっすよ。ごゆっくり」

八幡「さて、飲み物一本くらいは奢ってやるよ。何が良い?」

大志「え、悪いっすよそんなの」

八幡「遠慮すんな、高校生にすれば端金だ」

大志「じゃあ、すいません。コーラを」

八幡「おう、ほらよ」ピッ、ガコン、ポイ

大志「おっと…………ありがとうございます。いただきます」

八幡「俺はマッ缶にしとくか」ピッ、ガコン

大志「よっこらしょっと」

八幡「ベンチに座るのにその掛け声はオヤジかよ」ククッ

大志「い、いいじゃないっすか」

八幡「はは…………そういえば聞いてなかったな。明日のパーティーって誰がどんくらい来るんだ?」

大志「ええっと、うちの兄弟と比企谷さんとお兄さんだけですよ」

八幡「え?」

 

22: やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。SS  2015/11/05(木) 23:35:27.53 ID:+Rgt8wqAO

大志「うちの両親は残念ながら日曜出勤でして…………夕飯も一緒に出来るかどうかって感じっす。だから兄弟だけでも祝おうかと」

八幡「いやいや待て待て。何でその中に俺や小町が入るんだよ。他に呼ぶ奴いねえのか?」

大志「だって、姉ちゃん友達とかいないんすよね?」

八幡「う……まあそうだな。あえて言うなら海老名さんくらいか……」

大志「やっぱり誕生日パーティーっつったら友達招待が普通でしょう?」

八幡「んなこたねえよ。毎年家族だけで祝うやつもいる。ソースは俺だ」

大志「まあ中にはいるでしょうけど…………でも姉ちゃんはそれすらなかったんすよ」

八幡「…………」

大志「ここだけの話、姉ちゃんはお兄さんを結構信頼しています。だから比企谷さんに頼んで誘ってもらったんですが」

八幡「あいつが俺を? 何もしてねえぞ」

大志「それは俺も知らないすけど…………でもわかるんすよ、何となく」

八幡「理屈じゃなくて何となくって言われたら何も言えねえけど…………勘違いだろ」

大志「じゃあそれをはっきりさせるためにも明日は協力をお願いしますね」

八幡「うぐ…………何かいいように使われてるな」

 

28: やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。SS  2015/11/06(金) 19:17:58.21 ID:G4D4qPPAO

小町「お待たせー」

八幡「おう。これで何か自分の飲み物買え」チャリン

小町「ありがとー。紅茶にしよっと」ピッ、ガコン

大志「何か本買ったんすか?」

小町「うん、映画の雑誌。好きなシリーズの新作情報載ってるから」

大志「へー…………あ、表紙のやつ姉ちゃんが見てみたいって言ってた。昨日から上映してんだ」

八幡「おい、関係ない話は後にしろ。とりあえずプレゼント決めるぞ」

小町「そだね」

大志「うす」

八幡「一応被らないようにはしないとな。何かめぼしいのあったか?」

小町「小町は最初にも言ったけど、ぬいぐるみにしようかなって。やっぱり女子なら嫌いじゃないと思うし。動物ものにしようと思うんだけど沙希さんて好きな動物とかいる?」

大志「動物全般好きだと思うっすよ。家族で動物園行ったときも楽しそうでしたし。あ、でも猫アレルギーなんだっけ」

八幡「だったらむしろ猫のでいいんじゃないか? 本物に触れない分ぬいぐるみでってことで」

小町「そうだね。じゃ、小町は猫のぬいぐるみにする! 大志君は?」

大志「俺は編み物セットにしようかと。姉ちゃん使ってるのそろそろ古くなってきてたんで」

 

29: やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。SS  2015/11/06(金) 19:18:56.14 ID:G4D4qPPAO

小町「へえ、沙希さん編み物もするんだ」

大志「結構いろんなもの作ってくれますよ。マフラーとか手袋とか」

小町「すごいなあ……編み物や裁縫もできて料理も得意とか、沙希さんて女子力高いよね」

八幡「こら、頭の悪そうな単語を使うのはやめなさい」

大志「趣味と実益も兼ねてますが…………改めて考えてみると本当に姉ちゃんに頼りっぱなしっすねうちは…………家のことはほとんど姉ちゃんがしてくれるから両親も安心して共働きしてられるし」

八幡「ま、明日はその感謝の気持ちも一緒に込めるんだな」

大志「はい! ところでお兄さんはプレゼント何にするんすか?」

小町「婚約指輪? 婚姻届?」

八幡「だから何でだよ。んなもん俺から貰ったとこで迷惑なだけだろうが…………まあ、無難にエプロンかな。家事引き受けてんなら消耗品に近いだろうし」

大志「あ、いいっすね。今使ってんのもそろそろ古いしちょうどいいかも」

八幡「そうか、なら決まりだな。ただセンスはねえから買う時は手伝ってくれ」

小町「うん。じゃ、順番に見て行こ。ここからだとぬいぐるみ売ってるとこが近いかな」

大志「んじゃ行きますか」

八幡「おう」

 

30: やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。SS  2015/11/06(金) 19:21:00.80 ID:G4D4qPPAO

八幡「よし、と。とりあえず全員分買えたな」

大志「はい。自分らで言うのも何すけど良いものが買えたと思いますよ」

小町「ちゃんとプレゼント用に包装してもらったしね。明日沙希さん喜んでくれるといいなあ」

八幡「そういや明日のスケジュールとか場所はどうなってんだ?」

大志「あ、そうだ。えっと…………」チラッ

小町「うん」コクン

八幡「?」

大志「実はサプライズにしようと思うんすよ。明日姉ちゃんには午前中出掛けてもらってうちで準備して、午後からパーティーを開こうかと」

八幡「サプライズ? 大丈夫か? 川崎に予定とかあったらおじゃんだぞ」

大志「今朝予定を聞いたら何もないから図書館でも行こうかなって言ってましたし、平気なはずです」

八幡「でもこちらの思惑通りに動くとは限らんだろ?」

小町「そこでお兄ちゃんの出番だよ! お兄ちゃんが沙希さんを午前中デートに誘うの。そして頃合いになったら連絡するから来てくれればいいよ」

八幡「はあ!? 何で俺が!?」

小町「だって小町は大志君ちでパーティー用のお昼ご飯とかケーキの準備をするし、かと言って大志君が家を空けるわけにはいかないでしょ。弟さんたちはまだ小さいから上手く動いてくれるかわからないし」

 

31: やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。SS  2015/11/06(金) 19:22:02.46 ID:G4D4qPPAO

八幡「う…………し、しかし川崎が俺の誘いに乗るかわからんぞ。そもそもどこに連れ出せばいいんだよ?」

小町「そんなときにはこれです! はい」スッ

八幡「あん? …………映画の半額チケット?」

大志「あ、姉ちゃんが見たいって言ってたやつっすね」

小町「さっき買った雑誌に付いてたの。明日の朝にやってるやつを見てから帰ればちょうどいいくらいになると思うよ」

八幡「…………俺が誘うの?」

大志「他に誰が誘うんすか…………大丈夫っすよ。お兄さんが姉ちゃんと一緒に見たいって言えばイチコロですから」

小町「誕生日パーティーを成功させるためには仕方ないんだよお兄ちゃん」

八幡「やるしかねえのか…………んじゃ電話すっか。大志、川崎の電話番号教えてくれ」

大志「え、あ、はい。わかりました」

小町「頑張ってお兄ちゃん、明日の成功の可否はお兄ちゃんにかかってるよ!」

八幡「可否の使い方合ってんのかそれ? んじゃちょっと電話すっから静かにしてろ」ピッピッ

大志「うす」

小町「はーい」

 

32: やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。SS  2015/11/06(金) 19:24:01.12 ID:G4D4qPPAO

八幡「…………」プルルル、ガチャ

沙希『はい、もしもし?』

八幡「あー、川崎か? 比企谷だけど」

沙希『えっ? ひ、比企谷!? な、何で!?』

八幡「突然すまんな。とりあえず落ち着いてくれ」

沙希『う、うん…………で、どうしたの?』

八幡「お前、明日午前中は暇か?」

沙希『え? と、特に予定はないけど』

八幡「そうか。実はさっき大志と会って少し話をしたんだが」

沙希『大志と?』

八幡「ああ。お前○○って映画知ってるよな?」

沙希『あ、昨日から封切りされたやつだね』

八幡「おう。んでちょっとしたことでそれの半額チケットを手に入れたんだけど」

沙希『うん』

八幡「これ、男女ペア限定なんだ。その、良かったら明日俺と見に行かないか?」

沙希『えっ!?』

大志(あれ男女ペア限定とか書いてました?)ヒソヒソ

小町(ううん。一枚で二人までとしか)ヒソヒソ

沙希『な、何であたしを?』

八幡「お前がこれを見たいって大志から聞いたからな。その、やっぱり俺なんかとじゃ嫌か?」

沙希『そんなことない! その…………誘ってくれて、嬉しい……』

八幡「そ、そうか。なら良かった」



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