姫香「マナに告白された」鋭太「なんだと」

42: 俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる SS 投稿日:2013/04/21(日) 22:12:48.74 ID:/Ka00a9M0

姫香「エイタ相談がある」

鋭太「ん?何かあったのか?」

姫香「うん。実は昨日、マナに告白された」

鋭太「なんだと!?」

鋭太「あいつ、いつも男に囲まれてるくせに彼氏いないし」

鋭太「しかも、地味にお姉ちゃん大好きだし、ヒメといると本当に楽しそうだし」

鋭太「色々とおかしいと思っていたら、やっぱりそっちの気があったのか!」

姫香「エ、エイタ?」

鋭太「いや、待てよ…でも、夏休みの時にBL本を顔真っ赤にして読んでたよな…」

鋭太「あれはどういう事なんだろう…?」

鋭太「そうか!あれを女同士に置き換えて妄想していたのか!やるなあいつ!」

43: 俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる SS 投稿日:2013/04/21(日) 22:14:21.68 ID:/Ka00a9M0

 
バシッ

鋭太「痛ってな!誰だコラァ!」

真涼「まったく、人の妹で何を考えてるんだか」

鋭太「真涼!?」

姫香「さすが会長。エイタの暴走を止められるのは、悔しいけど現世の恋人だけ」

真涼「それで、どうかしたんですか?」

姫香「マナに『自転車に乗れない』と告白された」

鋭太「…へ?」

真涼「なるほど」

鋭太「ああ、はい…」

姫香「それで練習に付き合って欲しいと頼まれ…」

45: 俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる SS 投稿日:2013/04/21(日) 22:18:27.66 ID:/Ka00a9M0

姫香「しまった。これは誰にも話してはいけないとマナに頼まれたんだった」

真涼「真那は無駄にプライドが高いですからね。無駄に」

鋭太(いや、お前も高いよな。無駄に)

真涼「鋭太くん?後で体育館の裏で少しお話がありますので」

鋭太「お願いだから、心を読まないでよ!真涼さん!」

真涼「鋭太くんの事は置いておいて。秋篠さん大丈夫よ。私と鋭太くんは口が堅いですから」

姫香「ありがとう。わたしのミスで二人に迷惑をかけてしまって」

鋭太「このくらい迷惑でも何でもないぞ」

真涼「せっかくですので、練習方法を秋篠さんに伝授しましょう。鋭太くんが」

姫香「エイタが?嬉しい。どうやったらのれるようになる?」

鋭太「え?俺が?というか、お前たちが乗る練習をやった時の話をすればいいんじゃないか?」

47: 俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる SS 投稿日:2013/04/21(日) 22:21:36.06 ID:/Ka00a9M0

真涼「何を言ってるのかしら?」

鋭太「ん?」

真涼「私にはタクシーという文明の機器がありますので、自転車は必要ありません」

姫香「わたしはBUSがあるから自転車はいらない」

鋭太「おい!お前ら乗れないのか!?」

真涼「違います。乗れないんじゃなくて、乗る必要がないんです」

姫香「同意」

鋭太「…はぁ…」

49: 俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる SS 投稿日:2013/04/21(日) 22:23:16.78 ID:/Ka00a9M0

…………………………………………

鋭太「うちの自転車を持ってきたぞ」

姫香「エイタ。さっそく運転席にのって?」

鋭太「ん?…ああ。手本を見せてやるよ」

鋭太「って、何でヒメが後ろに乗ってるんだ!?」

姫香「行こう鋭太。早く風を感じたい」

鋭太(そうか、乗ったことがないから…まぁ、いいか)

51: 俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる SS 投稿日:2013/04/21(日) 22:26:21.18 ID:/Ka00a9M0

チャリンチャリン

姫香「気持ちいい」

鋭太「しっかり捕まってろよ!スピード出すからな!」

姫香「っ」

ギュウウウウウ

鋭太「ひ、ヒメ!?」

姫香「お、落ちそう。怖い」

キキッー

鋭太「だ、大丈夫か?」

姫香「もっと走って…もっとエイタをギュっとしたい」

鋭太「おい、離せ!」

真涼「うふふふふふふ。二人で何を楽しんでいるのかしらね?しかも彼女の目の前で?」

56: 俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる SS 投稿日:2013/04/21(日) 22:29:30.80 ID:/Ka00a9M0

鋭太「いや違う!これはヒメが勝手に!」

真涼「でも、顔はちょっぴり嬉しそうよ?」

鋭太「そりゃそうだろ!とても柔らかいものが背中に…って、何を言ってるんだ俺は!?」

真涼「うふふふふふふふふふふふふ」

鋭太「す、すいません!!!」

真涼「鋭太くんはあとでお仕置きするとして…」

真涼「秋篠さん?いつまで捕まってるんですか?」ゴゴゴゴゴゴゴ

姫香「たくさんギュっとできた…気持いい…もっとしていい?」

真涼「いいわけないでしょう!?ほら早く離れなさい!」

姫香「…残念」

59: 俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる SS 投稿日:2013/04/21(日) 22:32:22.93 ID:/Ka00a9M0

真涼「それで、自転車に乗れた感想はどうでした?」

姫香「怖かったけど、気持ちよかった」

真涼「では、それを真那に伝えてみてください」

姫香「え?気持ちよかったを?」

真涼「ええ。特に『二人で乗る』のは気持ち良かったを」

姫香「わかった」

真涼「善は急げと言いますし。今からメールしてみては?」

姫香「ううん。今からマナとアルドラを一緒に読む予定だから」

真涼「では、その時に二人で乗る自転車は楽しいを伝えてください」

姫香「肯定」

鋭太「…」

姫香「マナとの約束の時が近い…エイタ、会長。今日はありがとう」

真涼「ええ。また学校で」

鋭太「おう。自転車頑張れよ」

60: 俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる SS 投稿日:2013/04/21(日) 22:35:33.14 ID:/Ka00a9M0

真涼「行ったわね…」

鋭太「ところでさ」

真涼「どうしたのかしら?」

鋭太「あいつって自転車に乗るために、かなり努力してたぞ?それで乗れないなら中々難しいんじゃないか?」

真涼「あら?『あいつ』って真那の事かしら?いつの間にそんな仲良しになったのかしら?」

鋭太「うっせえ」

真涼「もともと真那は努力型よ。天才じゃないわ」

鋭太「へぇ~」

真涼「でも、まだまだ努力が足りないんでしょうね」

真涼「だから、初めての一番の親友の秋篠さんと、一緒に乗るって目標ができれば…」

真涼「きっと…」

鋭太「ふーん。お前、真那と仲悪そうだけど、なんだかんだ言ってお姉ちゃんなんだな」

真涼「うるさいわよ。ほらもう帰るわよ」

鋭太「はいはい」

62: 俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる SS 投稿日:2013/04/21(日) 22:38:40.16 ID:/Ka00a9M0

真涼「何をしてるの?」

鋭太「え?自転車を押して帰ろうとしてるんだけど?」

真涼「自転車は乗って帰るもんでしょう?」

鋭太「でも、一つしかないし。お前を一人で帰すのもな」

真涼「そういう事を言ってるんじゃないわよ」

鋭太「ん?じゃあ何だ?」

真涼「ほ、ほら…あれよ…あれ…あなたと秋篠さんがやった」

鋭太「ん?」

63: 俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる SS 投稿日:2013/04/21(日) 22:41:29.59 ID:/Ka00a9M0

 
ボスッ

鋭太「え?なんで後ろに乗ってんの?

真涼「もうっ鈍感ね!ほら前に乗って運転しなさい」

鋭太「あ、ああ」

チャリンチャリン

ギュウウ

真涼「うふふふ♪」

鋭太「おい!あまり抱きつくなよ!運転しにくいだろ!」

真涼「ふふふふふ♪」スリスリ

鋭太(気持ちいいな…って、違う!気持ちいいけど!)

鋭太(そうだ!俺はなんでこんな恋愛脳みたいな事を!)

64: 俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる SS 投稿日:2013/04/21(日) 22:44:36.05 ID:/Ka00a9M0

真涼「鋭太?」

鋭太「なんだよ?」

真涼「さあ、このまま遠くまで行くわよ!」

鋭太「はあ?いやに決まってるだろ」

真涼「たまには遠くの公園に行って、恋愛脳狩りをするわよ!」

鋭太「はぁ~…わかったよ。行けばいいんだろう。行けば」

真涼「もにょもにょ~♪」スリスリ

鋭太「っ!?」

鋭太(この後、公園に行ったら子供しかいなくて、子供たちにバカップル扱いされて)

鋭太(真涼が怒りのあまり顔を真っ赤にして、二人で帰ったのは別の話だ)

鋭太(ところで真那は、すぐに自転車に乗れるようになって)

鋭太(毎週末は姫香と自転車に二人乗りで、買い物に行くようになったらしい)

       終わり
       
       
元スレ:姫香「マナに告白された」鋭太「なんだと」
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